アイリスオーヤマの広報は化け物か?
広報さん優秀ですね。
四方山話です。
適当に書いてます。
先日、日経スペシャル ガイアの夜明け : テレビ東京 を見ました。
最近好調な新興家電のアイリスオーヤマ特集です。
そして感じました、
「なんだこの既視感は?」
「どっかで見たことないか?」
調べてみると3年前のカンブリア宮殿でも特集されていたようです。
でもそれ以外でもなんかみたことあったよな?
と思いパブリシティを調べてみました
そして驚きましたた。メディアに強い、特に日経系。
今年の2月4日から5月3日までHPで公表されているのでもこんな感じです。
サイズの関係で一部分のみを掲載しましたが
詳しくは http://www.irisohyama.co.jp/publicity/
ここに載っているものだけで、13年に入ってから5月2日までで
製品・経営・社長等について
主要新聞紙3回、全国放送で5回、日経系メディア(日経コンピューター、日経ビジネスアソシエ、日経MJ、日経ヘルス、日経ビジネス等)で
14回とりあげられています。
これだけ、取り上げられればどこかで似たようなものを見ているわけです。
ちなみに競合他社は思い浮かばなかったので
同じくらいの売上規模で近年勢いのある会社かつメディア掲載履歴が公開されてる
企業ということでGREE(13年度予想 アイリス1400億程度、グリー1600億程度)をみると
こちらも詳しくは http://corp.gree.net/jp/ja/
13年に入ってからは自社のサービスや事業展開について
日本経済新聞に2度取り上げられたほかは主にゲーム業界系の媒体で取り扱われているようです。
普通はこんなふうに業界系に偏りますよね。
なんでこんなにアイリスオーヤマが取り扱われているか?
確かにここ5年ほどで売上が約700億から1300億へと約2倍に増加、
経常利益は10%程度と非常に
好調な企業であることはまちがいないですし、
おそらく初めは業界紙への露出を増やし、そこから主要紙へという
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で言われるようなアプローチをとったとは思いますが、
広報さんが、
社長・日本企業の再生・中途社員・東北・幅広い商品等々メディアで扱いやすいかたちで
メディアに提案していったからではないかと思います。
ここに取材にくればとりあえず記事はかけるという評判が評判を呼ぶみたいな好循環に今は入っているのではないでしょうか。
特に日本の新興メーカーなんてどのような切り口でも面白いコンテンツになりますからね。
何でこんなに熱心にPR活動をやっているか
大きく2つの理由が考えられます。
一つは家電メーカーとしての消費者認知度を増すため、
アイリスオーヤマは元々はプラスチックメーカーとしてスタートし、
のちにペットフードやガーデニング用品等のホームセンターで扱われるような製品の製造販売や卸を、最近では白物家電やLED電球など家電も手がけるようになってきました。
しかしながら、家電メーカーとしては新興ゆえに、その消費者認知度はけっしてた高いものではありません。そこでパブリシティを積極的に行うことで認知度を向上させようとしているものだと考えられます。
もう一つは、優秀な人材の獲得です。
アイリスは上場してないので、中長期計画等の発表等は熱心ではないようで、
詳しいことは分かりませんが、ここ5年の売上の急激な増加や、
海外での展開、研究開発への投資などを見ると、今後も規模の拡大をつづけていくようです。
その鍵となるのは月並みに優秀な人材の獲得ということになりますが、
ホームセンター向けの卸・製造販売では、パッとしないので、
メディアを通して中途や新卒に好調な企業のイメージを強く打ち出しているのでしょう。
以上見苦しい分析失礼しました。