日本人の英語プレゼン5選

非ネイティブが英語でプレゼンをやると、普段以上に気を使います。

そんなときに参考にできるかもしれない

スピーチとかレクチャーも含むプレゼン5＋αです。

１　理想のスピーチ

Kenichi Ohmae - YouTube

元マッキンゼー日本支社長　大前研一 aka Mr Strategist.

平易な単語・文法を基に、一つ一つの言葉をクリアに発音する、

非ネイティブの教科書のような英語です。

内容も編集はされているものの、非常に簡潔で、パワポなしでも非常に理解がしやすいです。

さすが一時間あたり５００万。

ちなみに動画は途中で終わります。

２　オーディエンスを分析する

2013 Graduation speech at Final Friday, Wharton ...

Asahara DaisukeさんのMBAウォートン校の卒業式前のスピーチです。

若干聞き取れないところもありますし、メモも使いますが、

ジョークをふんだんに入れ、盛り上げます。

自分と同じ境遇の仲間に対してのスピーチということで、

オーディエンスが好きそうなツボを理解して、ネタを仕込んであるなという印象です。

勇気がでる素晴らしいスピーチでした。

 ３　感情を動かす

Domo: the one presentation from Launch ...

頓智ドット（当時）　井口尊仁氏

 セカイカメラに続き、ウェアラブルコンピューター、telepathyを開発した、

井口氏のプレゼンです。

派手なピンクのセーターとマフラー、印象的な髪型。

何かやりそうな雰囲気は見た目からしてプンプンします。

プレゼン自体は平易な単語が多いですが

We can chage the world
world becomes love and peace　

のように感情に強く訴えかけます。

正直プロダクトに関してはプレゼンだけではよくわかりません。

実際４：５６秒で

Do you understand the product?

という質問に対して

i am not sure, i just feel happy

っていう感想もジャッジからでていますが、

feel happyっていう時点で目的は達成されていますね。

大好きなプレゼンの一つです。

Boon!

本人による詳しい裏話は

頓智流プレゼンテーション禅（修正版） - 頓智・日記 SECOND

４　アイテムを活用する

海外の反応 宮本茂SHIGERU・MIYAMOTO ZELDA - YouTube

任天堂　取締役　宮本茂

スーパーマリオ、ドンキーコング、ゼルダ、ピグミン等の有名ゲームを生み出した、

世界でもっとも有名なゲームクリエーターです。

英語自体はよく聞き取れませんが、

映像、アイテム,その存在感で会場を興奮の渦に包みます。

５　誠実な態度

Toyota President Aiko Toyoda on Toyota Recalls ...

トヨタ自動車　社長　豊田章夫

２００９年のリコールを受けて、米国の公聴会で冒頭のスピーチです。

MBAも海外でとり、アメリカの投資銀行での勤務経験もありますが、

アクセントはだいぶきつめです、そして公聴会とはいえ、顔を下にしてペーパーを読みます。

一般的なプレゼンとしてはいまいちですが、

この場での目標は失言をせずに、トヨタの誠実さをアピールすることなので、

英語は下手でも準備したメッセージを懸命に伝えようとしている姿は、

慣れた日本語で話すよりもよい印象を与えたようです。

おまけ

川崎宗則（Munenori Kawasaki）、ブルージェイズが逆転勝利インタビュー ...

こういうのもありですけど、

参考にするのは難しいですね。・

まとめ

理想を言えば大前氏のように自分の話す言葉は一言一句正確に相手に伝えたいし、

メモは見ないでクールに決めたいです。

でも、プレゼンはかっこよくやることが目的なのではなく、

自分が定めた目標を達成するとこが重要なのです。

そのためには、ロジック以外でも相手に影響を与えるものがあれば

服装、アイテム、メモ、口調、動き、共通の経験、人柄等々

積極的に使っていこう、

そんなことを意識させるプレゼン５＋αでした。

追記

日本人の英語プレゼン追加 - chai02's blog

で井口さんのセカイカメラのプレゼンを追加しました。

プレゼンテーションzen